
災害大国の日本で屋外に億単位の設備を置く——「台風や地震が来たらどうなるのか」は、当然の質問です。答えは3層の備えです。①そもそも危ない場所に建てない(ハザード調査)、②災害に耐える設計・設置、③それでも起きた損害は保険でカバーする。この記事では、この3層を順番に解説します。
最も効果的な災害対策は、リスクの高い場所を最初から避けることです。GRIDBANKの掲載物件では、洪水浸水想定・土砂災害警戒区域・津波・液状化などの公的ハザード情報を物件ごとに調査し、結果を開示しています(例:岐阜県土岐市の物件はハザード全項目該当なし)。
用地のチェックポイントは用地リスクの見抜き方で詳しく解説しています。
コンテナ式の蓄電システムは屋外設置を前提に設計されており、風雨・粉塵への耐性や耐震性を備えています。基礎工事や排水設計も含めて、設置段階で災害への耐性を作り込みます。
さらに運転開始後は24時間の遠隔監視で異常を検知し、必要に応じて遠隔で安全に停止できます。台風接近時に予防的に停止するといった運用も可能です(運用体制は運用・保守の実際を参照)。
それでも起きてしまった損害には保険で備えます。蓄電所に関わる主な保険は次のとおりです。
| 保険 | カバーする損害 |
|---|---|
| 火災保険・動産総合保険 | 火災・落雷・台風・水害などによる設備の損害 |
| 地震補償(特約等) | 地震・噴火・津波による損害(通常の火災保険では対象外のため別途手当て) |
| 休業補償(利益保険) | 事故で停止した期間の逸失利益 |
| 賠償責任保険 | 第三者への損害(火災の延焼など) |
保険料は毎年のランニングコストとして収益シミュレーションに織り込みます。「保険料を払っても収支が成り立つか」まで含めて計画するのが正しい姿で、GRIDBANKの収益シミュレーションには保険料を含むランニングコストを計上しています(前提条件は物件資料で開示)。
なお、個別の保険設計・税務処理は保険代理店・税理士など専門家への確認をおすすめします。
コンテナ式蓄電システムは屋外設置前提の耐候設計で、加えて動産総合保険等で風水害による損害をカバーするのが一般的です。立地のハザード調査・設備設計・保険の3層で備えます。
通常の火災保険では地震は対象外のため、地震補償の特約や専用の補償で別途手当てします。補償範囲と保険料のバランスは案件ごとに設計しますので、個別相談でご確認ください。
設備は法令に基づく点検(電気主任技術者による保安管理)と24時間遠隔監視のもとで運用され、異常時は遠隔停止が可能です。第三者への損害には賠償責任保険で備えます。
設備規模・立地・補償範囲により異なります。収益シミュレーションには保険料を含むランニングコストを織り込んで提示していますので、物件資料でご確認ください。